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YUMBLE KEY-PERSONS File.04
井原 完祐さん
Kansuke Ihara
カメラマン
●編集部より●
  井原さんは当社制作物の写真撮影を担当してくださる外部カメラマンのおひとりです。大学卒業後、東京のスタジオで3年間の修業を積まれ内装業などを経て結婚を機にスタジオを設立してフリーカメラマンになったというユニークな経歴の持ち主。さわやかな笑顔と常に周りのスタッフを気遣う優しさ、作品づくりへのこだわりの高さでクライアントから大きな信頼を得ています。その作品には独特の雰囲気が漂い、鋭い観察眼と撮影対象への愛情を感じます。カメラマンになった経緯、写真のこと、未来図などをおたずねしました。

人や物とのコラボレーションで
いい写真がとれた時が幸せ

―どのような媒体で何を撮影されているのですか? お得意の分野や被写体を教えて下さい。
  雑誌や広告媒体を中心に商品・風景・人物・イメージ撮影などを行っています。得意分野は商品撮影、イメージ撮影ですね。ジャンル的にはSAVVY(京阪神エルマガジン社発行)などの女性誌が多いのですが、最近は大人向けの男性誌の仕事も増えてきました。時代の流れでしょうか、ダイエットやウォーキングなど健康関連の記事も多いんですよ。おかげで僕自身、健康管理に気をつかうようになりました(笑)。 

―いつ頃から写真やカメラに興味をもたれたのですか? カメラマンを志されたキッカケを教えて下さい。
  中学1〜2年生の頃、鉄道写真に凝っていた兄がカメラを宝物のように大切に戸棚にしまっていたのを見て、「なんだかカッコイイ!」と思ったんです。それがカメラに興味を持ったキッカケ。
 その後、父から使い古しのカメラをもらって撮影開始!・・・です。最初は雑誌の写真を手本にして友人や近所の寺、公園、町の風景などを撮っていましたが、手本どおりにできあがってくるのが楽しくてハマったんですよ。
 高校時代は文化祭のライブ風景や高校野球などの写真を撮って、
「本格的な写真を撮れるヤツがいる!」
と友人たちに喜んでもらっていましたね。でも、プロのカメラマンになろうと思ったことはありませんでした。大学は写真学科でしたが、趣味の延長のような感覚でしたよ。坊主になろうかと考えていた時期もあったなぁ(笑)。


―そんな井原さんが、プロのカメラマンになろうと思われたのは、いつごろですか?
  就職活動時の運命の出会いがキッカケですね(笑)。4回生になっても、カメラマンになるつもりもなく、就職に悩みながら卒業制作に取り組んでいました。そんな時、僕が卒業制作で手本にしていた写真の作者を紹介していただいたんです。実際にその会社を訪問してみて、この会社に行くしかない! とピンときてね。

―現在フリーとして活躍されていますが、独立された動機は?
  結婚かなー、うそ、冗談(笑)。最初の就職先で3年間勤務した頃、知人からスタジオ設立の話があったので大阪に戻って来ました。残念ながらその話は流れてしまったから、1年ほど友人の紹介で内装工の仕事をしていました。
 いやあ、大工仕事は面白かったですねぇ。その道を続けるくことも考えました。ただ、結婚の機運が高まって、進路を原点にもどって考えてみた時、「僕にはカメラ1台と身体ひとつしかない、何かをスタートさせるのなら写真でやっていきたい!」 と思ったのです。妻は顔面蒼白でしたけど(笑)。カメラマンとして食っていけるようになるまで1年はかかると言われましたが、がむしゃらに働いて、半年くらいで軌道にのりましたね。


―お仕事をする上でのこだわりやポリシーは?
  自分のモチベーションやテンションを高く保つように心がけています。もともとテンションは高い方ですが(笑)、周りを巻き込んで場の雰囲気を盛り上げていくことがいい作品につながると思っています。関わる人たちとのパランスにも気を配っていますね。いいものを作るためには協調が必要ですから。

―カメラマンとして尊敬する人、目標にしている人はいますか。影響を受けた作品などを教えて下さい。
  影響を受けたのはIMAの師匠、宮原康弘さんです。スーパードライやハーゲンダッツの広告写真を撮影されていました。やさしい光の使い方、食品のシズル感の作り方、大学で専攻した物理の知識を生かした撮影装置など、学ぶことがたくさんありました。3年間、師匠の下でやっていて本当に良かったなぁ。
 P R O F I L E
いはらかんすけ 1971年明石市生まれの宝塚育ち。現在、大阪府豊中市在住。大阪芸術大学写真学科卒業。中学生の頃からカメラが趣味で、街の風景や学生生活をモチーフにした写真が友人の間で好評だったとか。
大学卒業後、株式会社IMA(現amana)に入社、宮原康弘氏のもとでイメージ撮影を中心に撮影技術を学び、27歳の時に大学時代の仲間とATTIC still photo studioを設立。現在、関西の女性誌、タウン誌を中心にフリーカメラマンとして活躍中。趣味はテニスとミニカーのコレクション。2人の息子さんのパパでもある。

●URL●
・個人ブログ“engawa”:
http://engawakan.exblog.jp/



  PHOTO GALLARY

  井原の視点@〜視点を変えて撮る〜

 「同じグラスで異なった涼感を表現してみました。ヒトでもモノでも、角度を変えただけでまったく違う印象になるから面白い」












  PHOTO GALLARY 2

  井原の視点A〜寄って撮る〜

 「ステキだな〜カッコイイな〜と思ったら、ついつい寄って撮っちゃうんですよ」











写真は面白いもの。愛情をもって
コミュニケーションを大切に撮る

―これからどんなことを表現、制作されたいですか。ライフワークとして撮影されているものや「こんな作品を作りたい」というようなプロジェクトはありますか。カメラマンとしての夢を教えて下さい。
  そうですね、スタジオでの商品撮影の技術を磨いていきたいと考えています。仕事がどんどん東京に流れているのが現状なので、自分のスタジオを拠点にして関西を活性化させるのが夢ですね!
 僕より若い世代に写真の面白さを伝えることも大切。愛情を持って撮る、コミュニケーションを大切にして撮るという姿勢を伝えていきたいですね。


―ご自身の作品でお気に入りのものを教えて下さい。
  昨年3月、「ぴあ」に掲載された、リッツカールトンのブライダル会場の写真です。刷りあがりの評価が良く、あれ以来どこのホテルに撮影に行っても「あの写真を撮った人ですか!!」と注目していただけます。
 今まで僕が撮ったことのない世界を開拓できたという点では、クロス屋さんのカタログ制作時に撮った写真にも思い入れがあります。一緒に仕事をしたデザイナーさんが、今まで僕が撮ったことのない世界を注文してこられました。僕にとっては大きなチャレンジでしたが、その方と一緒だったから撮ることができたと思っています。何か新しい世界が開けたような気がした作品ですね。

―井原さんが考える「フォトグラフィー(写真撮影)の近未来はこうなる」という未来図を教えて下さい。制作の現場でもデジタル化が進んでいるようですが、デジカメの普及なども含めて、どのようにお考えですか。
  デジタル写真への需要は今後ますます増えるだろうし、もっと高度なことを要求されるようになるでしょうね。撮影に関することだけではなく、撮影後の処理など、印刷が出来上がるまでのプロセスを勉強していかなければならない。僕自身、コンピュータを購入してからデジタル技術の可能性に魅力を感じているので、これからはもっと勉強していきたい。

―デジカメで人物写真を撮る時のコツを教えていただけませんか?
  建物とともに記念撮影をする時は、サザエさんのオープニング写真をイメージするといいです(笑)。人物を建物の下に配置せず、できるだけ手前に来てもらう。
 みんなカメラを前にすると緊張するから、いい表情を引き出すためには、会話をしながら緊張を解いてあげることがポイントかな。
 あと、何を撮るにしても、真ん中にポイントを置かず、右や左にずらすのがコツです。画面に余白ができて、そこにストーリーが生まれて雰囲気のある写真になるんですよ。

―最近「この写真、この作品は面白い!」と思ったものはありますか?
  植田正治氏の写真はスゴイですね。パターンをどこかでくずしているところが面白い。モノクロの写真なのに色が伝わってくる。大学時代に見たサラ・ムーン展にも感動しました。
 この二人に共通するのは、モノクロなのに色が感じられて、見る者の想像力をかき立てるところです。フレーム外の空間、切り取られた瞬間の前後の時間などを想像させるところに魅力を感じます。これぞ写真の面白さ。僕自身もそういう写真を目指しています。

―最後に、ご自身のPRなど、何かひと言お願いします!
  現在、大学時代の同級生を中心にフリーカメラマン5人で設立したATTIC still photo studioを拠点に活動しています。ちなみに、「ATTIC」とは「屋根裏部屋」という意味です。中谷丸、岡部守朗、吉村竜也、本郷淳三、そして僕、井原完祐でやってます! ぜひHPをご覧になってください! 僕個人のブログもありますので、のぞいてみてやってください。

―楽しいお話をありがとうございました。
  これからも関西の業界の活性化を目指して頑張りましょう。よろしくお願いします!

            ご登場いただく方全員におたずねする共通の質問です。

Q1 1ヶ月休みがとれるなら何をしたいですか?
  カメラひとつだけ持って日本の南の島へ一人旅に出たい。屋久島や奄美大島などを、カヌーに乗ってキャンプしながら放浪の旅。そういう環境に身を置いて、無心になってみたい。
Q2 ここ1週間で食べたもののうち、いちばん印象に残ったものは?
  取材で出かけた高野山の宿坊で食べたゴマ豆腐です! ゴマの香りともっちり感がたまらなく良かった。今までのゴマ豆腐のイメージを払拭した感がありました。
Q3 最近読んだ本で印象的な1冊は?
  本はま〜ったく読まないんです・・・。スミマセン(笑)。
Q4 最近見た映画で印象的な1本は?
  『ロード・オブ・ザ・リング』ですね。絵がとても美しい。斬新な撮影技法に心が奪われてしまいました。思いっきりデジタル技術を駆使した特撮映画なのに、アナログ要素が多い。すべてが目からウロコでした。
Q5 最近見たテレビ番組で印象的な1本は?
  少し前のものですが「サトウキビ畑の唄」。戦時中の親子愛をテーマにしたドラマですが、家族の前でもかまわず泣きましたよ。子を持つパパとしては、親子愛、とくに父―息子関係をテーマにしたものにはグッときてしまいます。最近では、ドラマ『愛し君へ』にハマってました。これまた泣けるんですよ〜。
Q6 最近の社会ニュースで印象的なことは?
  子ども虐待、誘拐など、子どもに被害がおよぶニュースは気になります。気が気でないですよ。妻ともよくそういう会話になります。
Q7 いちばん好きな関西弁は?
  「あほやな〜」。言うのも言われるのも好き(笑)。この短いひと言に、愛情がこもっているでしょう? 「ええねん」とか「ええやん」なども、あたたかみがあって好きですね。
Q8 ユンブルとの接点、ご関係は?  ユンブルにひとことどうぞ。
  カンサイ1週間という雑誌の取材でご一緒したのが最初の出会いでした。どんな時でも前向きで明るい朝日奈社長を見て、この人はスゴイ! と思いました。まだペーペーの僕ですが、仕事しやすい環境を作っていただいて本当に感謝しております。これからも、温かい目で見守ってやってください!
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