9月3日の本ブログでご紹介しました、
『波の上のキネマ』(小説 集英社 1,850円税抜)の著者の、
増山実さんによる「『波の上のキネマ』発刊記念トークライブ」が、
2018年9月14日(金)、大阪・谷町六丁目駅近くの
隆祥館(りゅうしょうかん)書店にて開催されました。
本イベントは202回目を迎えられたという「隆祥館 作家さんとの集い」の一環です。
当日は満員の大盛況で、二村さんとの対談形式で、
作品に込めた思いや制作秘話が増山さんから紹介されました。
↑会場の同書店7階の多目的ホール。満員でした。
放送作家でもある増山さんは、まず、『波の上のキネマ』の執筆のきっかけについて、
「あるクイズ番組を担当していたときに、南の島にまつわる本や資料を
読みあさったんです。
そのときに見つけたジャングルの中の建物の写真を見て、
『これ何かな?』、『何でこんな所にあるのかな?』と思って調べていったんです」
と話され、創作秘話とともに話がどんどん展開していきました。
↑増山実さん(右)と隆祥館書店オーナーの二村知子さん。
物語に登場する舞台の南の島について、増山さんが取材に訪れたときの写真や
当時の資料とともに語られました。
二村さんとの掛け合いや映像を見ながら話が進み、笑い声あふれるトークライブとなりました。
「つらいときでも、つらいことばかりじゃない。世界には美しいものがある。
映画でも本でも、その糧になるのが文化の力では」(増山さん)
トーク後に質問タイムが設けられ、増山さんが作中で伝えたかった
テーマや細部について、会場から多くのご質問がありました。
全部お伝えしたいのですが、 物語のネタバレになるので、
ご報告はこのあたりまでとさせてください。
ライブに参加し、「街の書店や映画館に出かけよう」という
気持ちになりました。
↑トークライブ後、サイン会が開催されました。
「書店には愛がある 映画館には夢がある」と書いてくださいました!
↑隆祥館書店の店頭に、本イベントのポスターがディスプレイされていました。
↑お会計の前に平積みされていました。
↑増山さんのこれまでの著作です。右から
『勇者たちへの伝言』(ハルキ文庫、680円・税抜)
『空の走者たち』(ハルキ文庫、680円・税抜)
『風よ僕らに海の歌を』(角川春樹事務所、1600円・税抜)
ご来場いただいた皆様、ご声援をお送りいただいた皆様、ありがとうございました!
↑『波の上のキネマ』は、全国の書店、
ネット書店にて発売中です。